Allied Telesisのスイッチでリンクアップが遅い

症状

先日購入したAllied TelesisのスイッチX510-28GTXを使用していてリンクアップに妙に時間がかかっていることに気がついた。具体的にはPCやPS4など特によく利用する機器でも毎回立ち上げから約30秒ほど経たないとネットワークにつながらなかった。SNMPで監視していると、この間の端末側からのパケットはすべて破棄されていた。

原因

RSTPがデフォルトで有効化されているためツリー更新に時間がかかり、その後リンクアップすることがわかった。

Q.00000012
各ポートがリンクアップした直後に通信出来ません。

A.
本製品では初期状態でスパニングツリープロトコル(RSTP)が有効化されているため、
ケーブル接続時に通信可能となるまでに時間を要します。 
これを回避し、ケーブル接続時に直ちに通信可能とするには、RSTP機能の使用有無に
より次の方法をご検討ください。

http://www.allied-telesis.co.jp/support/list/faq/awp/faqcontent.html?pro=7&qnum=00000012

対処法

上記公式サイトのFAQの通り下記コマンドを実行しRSTPを無効化したらすぐリンクアップするようになった。

 no spanning-tree rstp enable 

雑感

私の環境ではネットワークの冗長化はしていないのでRSTPを無効化で対処したけれど企業のネットとかRSTP使ってるところはどうしているんだろう。

当初はDHCP DiscoverパケットがDHCPサーバ(ルータ)まで届いておらず、DHCPスヌーピングが原因かと思ってその線から解決しようとしていて無駄に時間がかかった(これが原因だとしても30秒後にIPもらえちゃうのこわいとあとから思った)。公式FAQくらいはちゃんと使う前に目を通して置きたい。

PIC MAN

ソフトとハードの両方の目線を持てるようになりたいです.

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2件のフィードバック

  1. 匿名 より:

    x510はディストリビューションスッチとう位置づけで、他のネットワーク機器とつなぐ前提なんだと思います。ネットワーク機器ではなく、PCなんかをつなぐポートはエッジポートと指定してやれば、タイムアウトを待たなくなるはずです。

    • PIC MAN より:

      > 匿名さん
      情報ありがとうございます!

      自分のほうでも調べてみたところ、コメントいただいたようにRSTPが有効の状態でもエッジポート指定していればすぐにリンクアップするようになるのですね。
      こういった機器はあまり使うことがないため勉強になりました、ありがとうございます。。

      (参考)https://www.allied-telesis.co.jp/support/list/switch/x510/rel/5.4.2a-0.1/001763a/docs/[email protected]

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